ヤーズ 危険性
第四世代のピル・超低用量ピルとして知られるヤーズ配合錠。
このピルはホルモンの含有量が非常に少ない為、副作用が少ないと言われています。
ただし、2013年にこのヤーズ配合錠を飲んでいる女性が血栓症で亡くなると言う悲しい事件が起きてしまいました。
まずは血栓症の説明と、どうして血栓症ができてしまうのかをご説明したいと思います。
血栓症とは
「血栓」とは血管の中に出来る血の塊の事です。
血栓が出来る事で血流が悪くなり、その結果酸素の供給が減少してしまいます。
さらに血管の内側の90%以上が閉塞すると完全な酸素喪失状態になり、細胞が死んでしまう状態になるんですよね。
その結果、最悪死にも繋がってしまう恐ろしい病気です。
血栓症のリスクはどんな状態で上がる?
体内のホルモン量が多くなると、どうしても血栓症のリスクは高まってしまいます。
その為ピルを飲んでいる状態だけでなく、妊娠中にも同じように血栓症のリスクは高まってしまうんですよね。
通常の状態と比較するとピルを飲んだ状態の方が血栓症のリスクは高まってしまいますが、妊娠中と比べるとピルを飲んだ状態の血栓症のリスクは少なくなると言われています。
その為避妊効果もあり、生理不順やPMSを改善してくれるというピルのメリットを重要視する方の方が多いんですよね。
ただし、ヤーズを飲んだ女性が日本で3人も亡くなってしまったというのは衝撃でした。
ピルは種類によって体質に合う・合わないがかなり顕著にでてくるものなのですが、血栓症になってしまった女性は身体の異変を感じつつも飲み続けてしまったのだと考えています。
ちなみに血栓症の見分け方としては、下半身(特にふくらはぎ)の痛みやむくみを強く感じる場合は、血栓症の可能性があります。
このような異変を感じたら、すぐに循環器系の内科に行った方がいいでしょう。(血栓症は循環器系の疾患ですから、婦人科の先生に聞いても分からない場合が多いです!)
ちなみにピルを吸っている女性は絶対にタバコは吸わないでくださいね!こちらも血栓症のリスクを上げてしまいます!!
結局ヤーズは飲んでも平気なの?
色々書きましたが、すでに3ヵ月以上ヤーズを飲み続けている女性で快適に使えている方は特に問題はないです。
トリキュラーは足がむくんで飲み続けられなかったけれど、ヤーズは快適に使えている!という女性も沢山います。
今のところヤーズを飲んで血栓症が引き起こされてしまったのは10万人中3人程度との事なので、気をつけるに越した事はありませんが、あまり心配し過ぎなくても良いでしょう。
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